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マニアックコラム004 劇中の乗り物について
2013/1/15

 「反逆同盟」全23話内の「乗り物」および「通学手段に関する考察」について書く。

 まず、「乗り物」だが、当然さまざまな「乗り物」が登場するのだが、時系列で羅列してもしょうがないので、種類ごとに分けてメモしていきたい。

 1/乗用車

 要するに普通の自家用車のことだが、当然これが最も多く登場する。
 まず第2話ではミホが真下から「今日はお車じゃなかったんですか」と言う意味の質問をしている。つまり、ミホは普段は父親の理事長のように運転手付きの車で優雅に通っていたと言うことだ。だが、実際にそうやって通学しているシーンはない。それ以外は全て徒歩である。もっとも、ミホについては通学している姿自体きわめて極めて少なく、第2話と第3話くらいしか思い浮かばない。

 ついで、第5話では用務員を襲った男二人が逃走するのに使い、また事務長がアパートへ来るのにも使っている。また戦闘シーンでは2台の車に分乗して悪人たちが指定された公園に来ている。

 第6話ではタツヤが埠頭に停めて女の子を乗せていたが、逃げられ、その後轢き逃げをしてしまう。タツヤの父親は翌日、事故を起こしたその車で黒鳥学園を訪れている。
 同じ第6話ではタツヤは別のジープで黒鳥学園を訪れたり、稔を付回したり、稔の妹を誘拐したり、最後は川べりに突っ込んだりしている。

 第8話では佐伯の教え子の若頭がカマロに乗って黒鳥学園に来ている。その後、同じ車にツッパリ中学生たちを乗せている。また暴力団組長の乗る車が狙撃されている。
 第10話ではミス・オードリーも黒鳥に来るのにビートルに乗って来て、ケイを拉致する際にも使っている。
 第12話では初登場の山縣理事長および加寿子が、運転手付きの車で黒鳥学園に来て、去っている。
 第13話では奥村かおりが車に轢かれて(最終的に)亡くなっている。
 第14話ではユミがカメラマン上原の車に乗せてもらい、スタジオに入り込んでいる。また、最後のよみうりランドにも上原の車が持ち込まれていたが、あれはそれを使ってスケバン二人を追い掛け回そうと言うつもりだったのだろう。

 第16話ではルリがタクシーで府中の自動車解体工場へ向かっている。それを追い、雄太とケイもタクシーを使っている。劇中ではっきりタクシーが使われているのはここだけだが、2話、3話、9話、11話、13話などでは倒した悪党を校門まで運んだり、助けた仲間を別の場所へ移したりするのに、画面には出てこないがタクシーが使われているのではないかと推測される。3話では戦いの場所へもタクシーを使って移動しているのではないかと自分は考察している。

 第18話では、資産家の吉川マキが黒鳥にハイヤーで訪れている。またルリが無理矢理悪人の車に引っ張り込まれ、最後に吉川マキもその車で墓地に連れて行かれている。
 第19話では黒鳥学園の敷地内の駐車場が映っているが、そこには車が一台もなかった。

 第20話では黒部進が自分で運転する車で黒鳥に来て、タケシをびびらせ、タケシはその腹いせに車を盗んでひとっぱしりし、安い値札を貼って放置していた。2−Aの生徒で、車の運転をするシーンがあるのはタケシだけだが、演じる真矢武は当時既に運転免許を持っていたのだろう。また、佐伯はその一件を聞き知り、「何百万もする高級車を盗んだ奴は何百回も轢いてやる」と言っている。
 同じ第20話の最後、車の後部座席に座る加寿子のカットがある。

 第22話の冒頭、加寿子が車に乗って帰るのを、ユミが遠くから見ると言うシーンがある。
 第23話では加寿子がデモ隊の中を車で強引に進入していた。

 なお、劇中、黒鳥学園の撮影に使われた明治製菓の施設には駐車できなかったせいか、一部のゲスト以外の教師は車で黒鳥に通勤することはない。

 2/それ以外の車両

 次はバン、トラックなどの移動手段と言うより、貨物輸送手段としての車両およびバイクなどを挙げてみる。

 第2話では小型のトラックで、僕らの先輩が遊園地に手下をいっぱい積んで乗り入れ、第3話ではパッパラパーになった森口君をバンに乗せて病院へ運んでいる。
 第4話では家庭内暴力のあとを受けて救急車のイメージ映像が流れる。
 第6話でも、冒頭にかおりを運ぶ救急車のイメージ。そしてタツヤの部下の4人がバイクに乗って森口君を追い詰め、バイク裂きの刑を行い、最後のバトルでユミたちに壊されていた。
 第12話ではルリたちを運ぶのにハイエースが何度か使われている。また、アメフト軍団を戦場に運ぶのにも同じものが使われているようだ。
 第17話でも、ヒロコたちがバンに乗せて運ばれている。
 第18話では、ルリが吉川マキと一緒に観光バスに乗って名所巡りをしている。
 第19話では、ミホの友人を病院へ運ぶ救急車のイメージ。また、トラックでニトロを輸送中の大杉漣を反逆同盟が待ち構えていた。
 第20話では、スクラップ置き場にある廃バスの中に、タケシが住んでいた。本当にいつもそこで暮らしていたのかどうかは不明だ。
 第23話では、ルリとケイを乗せた救急車のイメージ。また、校門前にマスコミと思しき車両が見えている。

 3/鉄道

 黒鳥の生徒たちは一見、徒歩通学だが、実際は最寄の駅、バス停から歩いているだけの生徒もいたはずだが、このドラマではそう言う公共交通機関はほとんど出てこない。

 第9話で雄太が見せる周辺地図には、バス停や、嘉見駅と言う(恐らく架空の)駅が見える。小田急線の喜多見駅をもじったものではないかと思う。地理的に、国際放映のスタジオのあった場所に近い。
 同じく第9話では、雄太が走ってくる電車に突っ込みそうになる。

 第15話では放心のケイが線路脇の道を歩く姿が描かれ、第18話では、唯一登場人物が実際に電車(京王線?)に乗っているシーンがある。ルリと吉川マキおよびパワーズの二人だ。

 4/自転車

 高校生たちが主役のドラマにしては自転車の登場は極めて少ない。
 第3話で雄太がバンの前に自転車ごと倒れ、停めさせているのと、5話で事務長たちの車を追おうとしてすぐ挫折するのに使っているくらいだ。ほかは、第19話でミホの友人が乗っているのが見えるくらい。
 登校シーンでも、自転車通学が一人もいないのはいかにも不自然だが、厳しい管理体制の黒鳥学園のことだから、原則として徒歩通学しか認めていないのだろう。

 5/その他

 もっとも印象的なのは、やはり第1話のユミのぶらさがっているヘリコプターだろう。
 冷静に吟味すれば、ここでユミがそんな派手なパフォーマンスをする合理性は皆無なのだが、ドラマ的に観客の心を鷲掴みにするのに極めて効果的な演出だった。
 また、ユミがその際に「飛行機に乗り遅れた」うんぬんという台詞がある。
 18話でも最後にルリが「空港に遅れる」と離日する吉川マキに言っている。

 それから、第6話では冒頭、停泊している近海郵船フェリー「さろま」が映っており、また第16話で、エリカは恋人と船で密航(して外国へ逃げる?)する約束だとユミに話している。
 第13話ではユミがダクトの中を進むのにスケボーを使っている。
 第20話では男子生徒たちの上に乗り、ミホに何をしているのかと聞かれ「サーフィン」ですとうそぶいている。

 6/通学

 最後に乗り物と言うより、ユミたちの通学手段について少し考察する。

 ストーリーの中で、ユミたちレギュラーの自宅の場所に関するデータはとても少ない。彼らが自宅を出て、学校に向かうシーンと言うのもほとんどない。また学校から帰る際にも、せいぜい校門を出て少し歩く程度で、具体的なルートも一切描かれていない。

 そもそも帰宅の際、向かって左側に折れる場合もあれば、正面に向かって歩く場合もあるというふうに混乱が見られる。ただし、第1話では急いで学校から離れなければならない状況で、向かって左に折れているので、それが最短の帰宅ルートではあるのだろう。
 しかし、そこから先、歩いて家まで辿り着くのか、電車やバスに乗るのか、具体的な描写はほぼゼロ。ルリが18話で電車に乗っていたが、遊び好きのルリのこと、普段からそうやって通学していたのかどうかは言えない。
 結局、9話の地図に雄太があえて書き込んでいた、バス停、嘉見駅などから、徒歩、バス、電車通学の三種類があったと考えるよりない。車で通っていたミホは別にしてね。

 ただ、レギュラーの中では唯一、ユミだけは徒歩で通っていた可能性が高い。それは第2話で黒装束に着替えたまま、部屋を飛び出し、そのまま学校に到着しているからだ。そういうちょっとおかしい格好で電車やバスなどに乗るとも思えないし、演出的にも部屋から学校まで走り通して来たとしか受け取れないからだ。
 もっとも、ユミがマラソンの高校記録保持者であることを忘れてはいけない。普段はバスや電車で通っているのだが、その時だけ、服装が服装なので走って来たのかも知れないからだ。他の生徒では無理でも、オリンピック代表確定のユミならば走って直接学園まで来るのも可能だったろう。

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