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マニアックコラム007 素晴らしき奉仕活動
最終更新2013/7/20

 オンエア時から現在に至るまで「反逆同盟」は「スケバン刑事」のパクリ、二番三番煎じと言うのが通説であり、そのことを管理人も否定するつもりはない。少なくとも「スケバン刑事」人気にあやかろうとこの番組が企画されたことは明白だからである。
 もっとも、管理人の持論はすべての創作物は何らかの形で先行作品のパクリだと言うことなので、それをもって「反逆同盟」を「スケバン刑事」の下に置くつもりはない。順序は逆ながら「反逆」のあとに「スケバン刑事」1と2、および3の一部に目を通して言えるのは、「反逆同盟」は「スケバン刑事」の単なる模倣作ではなく、ちゃんと独自の乾坤を打ち立てた作品だと言うことである。

 確かに、「スケバン刑事」1のヒロイン像……過去に母親との暗い過去を持ち、それが古傷の形(サキは手の平、ユミは胸)で残されていること、言うまでもないことだが普段は普通の女子高生でありながらセーラー服をまとって悪と戦うこと、また「反逆同盟」22話のプロットは「スケバン刑事」1のエピソードを思い返さずにいられない。そして「2」の、三人組のヒロイン像、各々がユニークなアイテムを武器として使うことなど、挙げていけばきりがない。

 しかし、断言としたように「スケバン」と「反逆」の世界観はかなり異なる。最大の違いは、「スケバン刑事」はあくまで己に課せられた職務や宿命と言う外形的な圧力をバックボーンにして「スケバン刑事」たりうるが、「反逆同盟」は基本的にそう言う縛りがないことだ。勿論、母親との過去を清算したいユミの動機は生い立ちに関わることだが、母親探しそのものをユミは実行に移した形跡はなく、ルリたちと「反逆同盟」を結成した後はひたすら「反逆同盟」活動にかまけて、最終回まで放置していたくらいなので、メインはあくまでも学園との対決、他の悪との対決と見るべきだろう。

 しかもそれらはすべて自発的なボランティア活動として認識可能だ。極端な話、ルリにしてもケイにしても別に黒鳥に残って学園改革を目指す義務はなく、一身の保全をはかったり普通の学園生活を送りたかったら転校してしまえば済むことなのだ(12話では立川事務長に自主退学はダメと言わせているが説得力はなかった)。

 前置きが長くなった。
 これは管理人の嗜好に過ぎないが、特撮・時代劇の勧善懲悪ものでも、職務として悪を成敗すると言う設定(鬼平とか)より、あくまで主人公の見返りを求めない自由な考えに基づくキャラ設定(長七郎江戸日記とか)が好きなので、そう言う視点から「反逆同盟」の活動が被害者から感謝されたかどうかを逐次みていきたい。

 ○は「反逆同盟」として何らかの形で感謝されたもの、×はされていないもの。

 第1話は事件そのものが片付いていないので省略。
 第2話は、高沢と指導部員を成敗し、牧野先生の仇を取っているが、牧野先生の遺族が出てきて感謝したりはしないのでX

 第3話は、戦いの最中、捕まっていた森口を雄太が助けている。反逆同盟そのものではないが、その仲間の雄太に対して森口が感謝したことは間違いない。○
 第4話は、×
 第5話は、エピローグの感じでは小宮は彼女たちの正体も知った上で感謝している雰囲気がある。○
 第6話でも、ユミたちからすれば最後の稔の言葉は「反逆同盟」に対してされたようなものだろう。○
 第7話でも、最後にユウスケがミホへ感謝の言葉を伝えているから、ユウスケの父親としても最後は彼らに謝罪したことだろう。○

 第8話では、中学生たちを救ったが、直接彼らから礼は言われていない。×
 第9話、第10話、第11話も×

 第12話も、クラスメイトとしてヒロコたちに礼を……言われてないけど、言われてしかるべき行動をしているが、「反逆同盟」としてはされていない。×
 第13話も、3話と同様、雄太が美咲コーチを助けている。○
 第14話で、スケバン二人は明らかに「反逆同盟」に感謝の念を持っていたが、実際に礼は言っていない。また、自殺した涼子の仇も取ったが、涼子の遺族は出てこない。×
 第15話は、アキコたちが最後に雄太に助けられた可能性はあるが、はっきり描かれていないので×
 第16話は、エリカにはっきり礼を言われているが、「反逆同盟」に対してではない。×
 第17話で、ヒロコたちを救っているが、彼らは礼も言わずに逃げ出した。×
 第18話では、ルリが吉川から礼を言われている。しかし吉川が「反逆同盟」の存在に気付いた形跡はない。×
 第19話でも、かおりの仇を取ったが、遺族はいない。×
 第20話で、ユミはタケシを何度か救っているが、これも「反逆同盟」としてではない。×
 第21話で、結果的に森口とアキを助けたが、彼らも「反逆同盟」そのものとは接していない。×
 第22話と23話は、「反逆同盟」の正体をクラスメイトたちに知られた上で戦っているので、どちらも○

 雑な検討だが、1話を除く22回の事件解決に対し、実際に礼を言われたと見ていいのは、7回、つまり、1/3に満たない比率となる。
 彼らはいわゆるヒーローと言っても、それが誰かと言う正体以前に、その存在自体を知られてはいけない「必殺仕事人」みたいな感じなので、苦労して悪を倒しても誰からも感謝されないまま終ると言うことも珍しくない。

 なお、彼らの活躍を振り返ると、11話では誘拐事件を解決すると言う離れ業を演じ、2話で殺人犯、9話でストーカー、6話で轢き逃げ犯、5話で銀行強盗、16話で麻薬の売人、8話でやくざ、17話で殺人強盗犯、18話で詐欺師、13話でマッドサイエンティストなどをそれぞれ倒しているが、無論、そのことで警察から表彰されることは一度もなかった。


 何となく最初に思っていたような文章とは違ってきたので、この辺でやめる。後日書き直すかもしれない。

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