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南渕一輝編 青春オーロラ・スピン
スワンの涙


 第01話「誕生! 水の妖精」(1989年4月10日)

 南渕一輝氏については、素材を用意できる出演作が少なく、今のところこれひとつしかない。

 「反逆同盟」終了から2年後にスタートしたこのドラマは、「暗い過去を背負った少女」宮沢りえが、シンクロナイズドスイミングの選手になって、活躍したりしなかったりするスポ根ドラマである。無論、作ってるのは大映。
 ちなみに放送枠も「反逆同盟」と同じく月曜の夜7時30分〜となっている。こちらはフジテレビ系列だが。

 南渕氏は、ヒロインの幼馴染っぽいキャラとして登場。1話では、3番目にクレジットされているのでなかなか重要な役なのではないだろうか。だろうか、と言うのは、去年だったか、有料放送の「ホームドラマチャンネル」で放送されたとき、1話だけ見て、つまらないので2話以降は見ていないので、よく分からないのだ。

 そもそも私はシンクロと言う競技そのものが嫌いだし、89年の時点ではもうかつての大映ドラマも、時代遅れの感が強い。
 ここでは素材のある1話だけ紹介しておく。
 
 なんか凄いタイトル。
 シンクロ選手っていつも作り笑顔なのがイヤなのだ。もう少し真剣な顔してやれ。
 最初の舞台は仙台。
 ヒロイン宮沢りえは、最初はクラシックバレエの天才バレリーナとして登場。しかもお金持ちのお嬢様である。
 りえちゃん、撮影時は15才くらいか。撮影中に16才になったはずだ。
 彼女の所属するバレエ団。「シェー」のポーズにしか見えん。

 練習しているりえちゃんのそばに、
 我らが南渕一輝氏のお姿が……こらっ、そこ、笑うんじゃない!

 彼もバレエをやってると言う設定らしい。
 そこへ、モスクワの名門レニングラードバレエ団からの入学許可証が届けられる。それを読んで笑顔になるりえちゃん。

 この可愛さは犯罪誘発レベルですね。
 他のバレエ団員も祝福する。
 南渕「おめでとーっ」
 彼女は貿易商を営む父親のところへそれを伝えに来る。

 なんじゃこの可愛さは? ありえないだろ。
 こんな可愛い娘が仕事場に来たら、そりゃ村井国夫だってこんな顔になります。
 留学決定をことほぎ、娘を抱きしめる村井国夫さん、至福の時間です。
 その後、家族ぐるみで親交のある南渕一家と待ち合わせ。
 南渕「おめでとう、ミカちゃん」

 しかし、そこはそれ、大映ドラマなので、早速とてつもない不幸が襲い掛かってくる。

 ある公演中、りえちゃんが舞台上で倒れ、アキレス腱断絶と言うバレリーナとしては致命的な怪我をしてしまう。
 南渕「ミカちゃん!」
 事故の際、舞台袖から心配する南渕氏でありました。
 「痛い痛いよー」とひっきりなしに叫びながら救急車で搬送されていく宮沢りえを見送る南渕一家。
 南渕「アキレス腱が、ミカちゃんのアキレス腱が切れちまったよ」

 三ヵ月後、怪我そのものは治っていたが、バレエ留学がおじゃんになって、部屋にひきこもっているりえちゃん。

 と、その邸宅へ、シンクロのコーチで、彼女のことをずっと観察していた五十嵐めぐみがずかずかと上がり込み、父親からの手紙を渡す。
 彼女は以前から、シンクロ選手として彼女を狙っていたので、今度の事故を仕組んだのもコイツじゃねえのかと思うが、無論、そんなことはない。
 ベッドで手紙を読むりえちゃん。

 もうドラマなんかどうでも良いから、ずーっと彼女を映してくれればいい。視聴率40パー行くで。

 手紙には、「パパは騙されて一文無しになっちゃった。しばらく北欧へ行くから、自分の信頼する五十嵐めぐみの指示に従いなさい」と無責任なことが書いてあった。
 この展開も、失意のりえを有無を言わさずシンクロ界に放り込むための強引な措置であった。脚本は、江連卓さん。
 いきなりの滅茶苦茶な状況に、混乱して激しく抵抗するりえ。そりゃそうだな。そこへ、南渕氏が飛んでくる。
 南渕「何をするんだ、手を離せ!」
 が、五十嵐めぐみにぺしっと顔を引っ叩かれる。
 五十嵐「ミカさんをあなたが救えるとでも言うの?」
 何でビンタされたのか、腑に落ちない南渕氏
 涙目になるりえちゃん。可愛い。
 五十嵐めぐみは、彼女の父は友人の保証人になったが、その友人に裏切られたと説明する。既にこの家も人手に渡っているとも。
 と、ここでいきなり南渕氏が土下座する。土下座をさせたら日本一と言うくらいの勢いで。
 南渕「ミカちゃん許してくれ!」
 りえ「ケンゴさん」(おっ、そう言う名前だったのか)
 南渕「君のお父さんを騙したのは、僕のオヤジなんだ」
 りえ「なんですってー」
 南渕「オヤジの奴、事業に失敗して君のお父さんを騙したんだ。お袋からその話を聞いて、僕はオヤジを探したよ。ひきずってでも連れてきて君やおじさんに謝らせようと思ったんだ。ところがオヤジの奴、姿をくらましちまって」
 南渕「ミカちゃん、僕を許してくれ! この通りだ」
 と、床に頭をこすり付けて謝罪する。最後には泣き出す。まるっきり雄太みたいだ。

 ミカが茫然としていると、ヤクザみたいなのがやってきてさっさと出て行けと怒鳴る。りえはベッドに倒れ込んで泣きじゃくる。

 それを冷静に見詰める五十嵐は連れの女性に、「とことん絶望できる子だからこそ、可能性があるのよ」と鬼のような台詞を言い放つ。
 で、これから強引にシンクロやらされるのだが、それより、バレリーナとして再起した方がてっとりばやいんじゃないの? まあ、バレエは肉体的にもう無理、と言うことなのだろう。
 しかし、破産状態なのに、シンクロやってる場合じゃないと思うが……。シンクロじゃあまり儲からないしなぁ。

 なお、五十嵐めぐみの役名は森谷翔子。ソウルオリンピックの銅メダリスト小谷実可子を多少連想させる名前だが、翔子っていかにも大映ドラマ的な名前だ。

 で、りえちゃんは強引に東京の高校へ転校させられ、舞台も当然東京へ移る。この後、南渕氏はどうなったんだろう。1話ではこれっきり出ないのだが……たぶん、彼も東京へ来ると思うんだが……。ま、いいか、どうでも。

 ちなみにりえのお母さんは、既に亡くなったか、離婚したかで、いないようです。後々出てきたのかもしれないが。
 早速、水着姿になって、シンクロ部に叩き込まれるりえ。そう言うドラマだからしょうがないけど、なんか釈然としない。
 水着から少しはみ出したお尻がキュート。
 そして、これから一緒に活動する先輩部員たちがやってきて自己紹介する。
 しかし、こういう衣装だと、武田久美子以外は全員同じ顔に見える。
 準主役格の武田久美子は、ここのオーナーの娘らしく、この後、りえをいじめ倒すようである。大映ドラマの掟である。
 左が桜井幸子さん。「尊敬するのは小谷実可子さんです!」と言う分かりやすい台詞を放つ。聞いてねえよ。
 左から二人目が、和久井映見さん。当たり前だけど、みんな若くて初々しい。
 他にも、越智静香とか往年のアイドルもいるようだが、こういう格好してるとよく分からん。そもそもあまり知らんからなワシ。

 んで、コーチはとっととプールに入らんかと、りえに言うのだが、実はりえ、過去のトラウマで、水恐怖症だったのだ!

 五十嵐めぐみは「そういうことは早く言ってよね」と困ってしまう。

 だから、1話では結局彼女、プールに入ることさえ拒絶するのだ。
 テーブルの脚にしがみついて震えるりえちゃん。いいですねえ。

 あと、サブタイトルに「誕生! 水の妖精」ってあるけど、誕生してないぞ。

 と言う訳で、今回、南渕氏は一切いいところはなかったが、2話以降がどうなったのか気になるが、見てないので知りません。一応、録画するだけ録画しとけばよかったかな。でも、ドラマそのものに全く興味が持てないからなぁ。